【定期テスト対策】物理の勉強法を解説。おすすめの参考書や学習の流れを紹介。

定期テストで点数取りたいけどどうすればいいの?

頑張りたくても難しくて全然分からない…

物理は理系の学生さんの中でも、苦手としている人は多いですよね。

この記事では、物理の基本的な勉強法と定期テスト対策の方法を、例をあげながら解説します。

この記事を読んで自信を持って定期テストにのぞみましょう!

本記事で分かること
  • 物理の定期テスト対策のやり方
  • 物理の定期テスト対策の注意点
  • 物理の定期テスト対策に使えるおすすめの参考書
執筆者の実績
  • センター試験物理得点率95%
本記事でいちばん伝えたいこと

物理は予想以上に勉強しやすい教科です!

化学の定期テスト対策勉強法も解説しています。

あわせてご覧ください。

目次

物理の定期テストのおすすめ勉強法

まずは本題の定期テスト勉強法についてです。

皆さんは物理のテスト勉強、何をしていますか?

「授業中のノートやプリントを覚える」、「問題集をひたすら解く」など人それぞれだとは思いますが、もちろんどれかに偏ってはダメです。

物理の勉強のポイントは、以下の3つです。

  • 公式を確実に覚えること
  • 基本問題をたくさん解くこと
  • 図をたくさん書くこと

それぞれ詳しく説明していきます。

公式を確実に覚える

物理の定期テスト対策、1つ目のポイントは「公式を確実に覚えること」です。

物理の公式って、嫌になるほどたくさんありますよね。

「どれも難しいしつながりがないし、覚えられない…。使い方もよく分からない…。」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

なぜそんなに多く感じるかというと、分野が多いこととそれぞれがとても複雑に関わっており、1つの大問の中でも見方によって使う公式が複数あることが多いからなのです。

これまでに挙げた例の中で考えてみましょう。

例えば、ボールを投げるという問題でも、「等加速度運動の公式」や「エネルギーの公式」、衝突が関係すると「運動量保存の公式」など、一気に出てくるので分からなくなってしまいますよね。

この混乱を防ぐためには、公式を覚える時にどのような状態でその公式を使うのか、また公式の意味や運動の様子を自分の言葉で説明できるようにまで覚えることが大切です。

基本問題をたくさん解く

2つ目のポイントは「基本問題をたくさん解くこと」です。

公式の意味が分かって使えるようになるためには、やはり問題をたくさん解くことが必要です。

これは他の教科でも同じですね。

しかしこれまでにも書いたように、物理は他の科目以上に様々な分野が関連してくることが多いです。

まだ確実に公式を覚えていない時に難しい問題を解いてしまうと、なんとなくで使う公式を判断してしまい、いざ定期テストとなると解けないという状態になりやすいです。

テスト勉強を始めるときは、必ず、最初にたくさん基本問題を解き、確実に解けるようになってから応用問題に取り組むようにしましょう。

図をたくさん描く

3つ目のポイントは「図をたくさん描くこと」です。

これは物理の問題を解いていく上で最も基本となることで、最も大切なことです。

図というのは、力学の分野での物体に作用する力や、等加速度運動の時の時間変化を描き入れた、”絵”といっても良いかもしれません。

他にも物体が水に浮いている様子などを描くこともあります。

問題が簡単で、頭の中で想像しただけで分かると思う場合でも、必ず描くようにしてください。

図を描くことに慣れるだけで、1番目に説明した公式の理解も大きく進みます。

周りで物理が得意な人が問題を解いているノートを見ると、たくさん図が描いてあると思いますよ!

物理の定期テスト対策でやってはいけないこと3選

ここまで物理の勉強法を説明してきましたが、定期テストの勉強でやってはいけないことを紹介します。

特に物理を得意科目にしたい人や高得点を取りたい人は、ここであげる勉強法をしないように気をつけてくださいね。

授業のノートを見るだけ

1つ目の定期テスト対策でやってはいけないことは「授業のノートを見るだけ」です。

授業のノートやプリントには確かに、公式やその説明は書いてあります。

授業中に解説された問題と解き方も載っていることが多いでしょう。

しかし、それを眺めるだけでは絶対に力はつきません。

確かにノートを眺めるだけでも公式自体は覚えられるかもしれません。

ですが、自分で問題を解きながら、実際に問題の中で使う場面を考えながら覚えないと意味がありません。

漢字を覚える時、”木”と”気”という漢字を覚えても、”気持ち”を”木持ち”と書いているようでは覚えたとは言えませんよね。

物理の公式だけを覚える勉強法も似たようなことです。

まずは必ず、問題集や授業で解いた問題の答えを隠して、自力で問題を解きましょう。

すぐに難しい問題を解こうとする

やってはいけない勉強法の2つ目は「すぐに難しい問題を解こうとすること」です。

先ほどたくさん問題を解くことが必要だと言いました。

ですが、基本問題を1,2問しか解いていないのに応用問題に手をつけては意味がありません。

おすすめ勉強法でも書きましたが、基本問題が完璧に解けるようになるまでは応用問題は解かず、何度も復習しましょう。

すぐに答えを見てなんとなく分かった気になること

3つ目のやってはいけない勉強法は「すぐに答えを見て、なんとなく分かった気になること」です。

分からない問題に出くわすとすぐに答えを見て、解説を写し、解き方が分かった時点で、”解けた”と思っている人も多くいるのではないでしょうか。

しかしそれは、「分かったつもり」「答えの通りになんとなく公式を使ってみた」というだけで自分で解けたうちには入りません。

この「分かった気になっている状態」で定期テストに臨むと「どの公式を使えば良いのか分からない…。」なんてことになってしまいます。

分からなかった問題は必ずもう一度自分で解きなおしましょう

物理の定期テスト対策に使える参考書

最後に、定期テストの勉強におすすめの参考書を紹介します。

まずはこの記事をきっかけにどんな参考書があるのかを知って、書店で自分に合ったものを探してみてください。

物理基礎・物理が面白いほどわかる本

ページ数301ページ(電磁気編)
出版日2014/1/21(電磁気編、Amazon)
レベル基礎
こんな人におすすめ・隙間時間に読める参考書を探している人
・まずは基礎をきちんと固めたいと思っている人

物理が面白いほどわかる本」は問題集ではなく参考書です。

イラストも多く、分かりやすくまとめられているので、苦手な人も読みやすいです。

教科書だけではなかなか内容が理解できない人は、教科書の代わりに読んでみてはいかがでしょうか。

セミナー物理

ページ数360ページ
出版日2020/12/19(Amazon)
レベル基礎〜標準
こんな人におすすめ・たくさん問題を解きたい人
・定期テスト対策をしたい人

セミナー物理」はセミナー化学と同じシリーズです。分野ごとの簡単な説明と例題もあり、基本問題から分野の複合問題まで多く掲載されています。

基本問題、発展例題が解けるようになれば定期テストでも点数が取れるようになります。

解説が詳しいこともおすすめポイントです。

たくさんの問題を解くのに適した問題集と言えます。

物理のエッセンス

ページ数165ページ(力学・波動)
出版日2013/4/1(Amazon)
レベル基礎〜標準
こんな人におすすめ・大学受験まで物理を使いたい人
・基礎レベルから極めたい人

物理のエッセンス」は大学受験まで物理を使いたいという人におすすめの問題集です。

物理のエッセンスは公式の根本的な説明から使い方、覚え方も載っています。

小問もたくさん載っているため、定期テストの先を見据えて勉強する時に最初に使うのがおすすめです。

ただイラストなどは少ないため、物理が苦手な人が参考書として読むにはあまりおすすめしません。

同シリーズのおすすめ参考書

良問の風

ページ数119ページ
出版日2013/10/1(Amazon)
レベル標準
こんな人におすすめ・解説を読んでしっかり復習したい人
・基礎固めの次のステップに進みたい人

良問の風」は問題集で、基本問題から応用問題までを解くことができます。

問題数は多くはありませんがしっかりと解説も書いてあリます。

基本的な問題の理解ができた後に力試しで解いていくと、1つの大問の中で小問を解くことにも慣れることができるのでおすすめです。

良問の風をクリアできた人は、同じシリーズで「名門の森」もあるのでチャレンジしてみてください。

物理の定期テストの勉強法まとめ

今回は物理の定期テスト勉強法を解説してきましたが、どうでしたでしょうか?

最後に今回の内容をもう一度復習しておきましょう。

  • 公式を確実に覚える
  • 基本問題をたくさん解く
  • 図をたくさん書く

少しでも物理の苦手意識がなくなり、勉強してみようという意識になっていただければ嬉しいです。

私自身も、問題が正解できていくと自信になり、物理を得意科目にすることができました。

物理は苦手な人が多いからこそ、周りと差をつけられる絶好のチャンスです!

頑張ってください!

またベストプランでは現在、無料相談を受け付けております。

勉強や進路に関して悩みがある学生さんは、ぜひこちらも活用してみてくださいね!

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この記事を書いた人

ベストプラン講師。九州大学医学部在籍。九州大学の女子テニス部で主将を務める。表層的な理解ではなく物事を根本から考えることを得意とし、生徒からもメンバーからも信頼の厚い名講師。

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