
暗記ってほんとに苦痛…



こんなこと覚えて意味があるの?
日々の学習のなかで暗記作業に苦手意識を持つ人もいるのではないでしょうか。
しかし、勉強をする上で暗記は必須ですし、暗記力が高いに越したことはありません。
そこで本記事では、皆さんが暗記を得意にするためのコツをご紹介します!
- 暗記ができないのには3つの理由があった!
- 最初からすべてを覚えようとしてはダメ
- 楽しんで暗記しよう!
- 共通テストで世界史9割越え
- 京大入試の世界史で7割を獲得
暗記はそれぞれにあった方法が1番!
暗記ができない3つの理由


そもそもどうして暗記が苦手な人が多いのでしょうか。
暗記ができない原因は、大きく分けて3つあります。
理由①:復習が足りていない
1つ目の理由は単純に「復習が足りていない」ことです。
暗記が苦手と言っている人ほど、実はそんなに復習をしていないということがあります。
どれだけ暗記が得意な人でも習ったこと全てをずっと覚えていられるわけではありません。
暗記が苦手な人であればなおさらです。
まずは、自分がどのくらい復習ができているだろうかということを振り返ってみてください。
理由②:単純に情報量が多すぎる
2つ目の理由は「情報量が多すぎる」ということです。
これは学年が上がれば上がるほど深刻になる問題ですが、特に受験生となるともう大変です。
例えば世界史や日本史などの社会科科目だと教科書の隅から隅まで覚えなければいけませんし、難関大学では教科書にすら載っていない、重箱の隅をつつくような知識が出題されることも珍しくありません。
そんな状況を目の当たりにして、自分があとどれだけの暗記をこなさなければいけないのかと先が見えず不安に思う人も多いでしょう。
理由③:単純に面白くない
3つ目の理由は暗記が「とにかく面白くない」ということです。
これは暗記を苦手とする多くの人に当てはまると思います。
突き詰めていけば暗記に対する抵抗は、ほぼこの“面白さ”が原因なのではないでしょうか?
好きなことなら簡単に努力できるのに、面白くないと頑張る気もなかなか起きません。
記憶のメカニズム


暗記ができない理由がわかったところで、次は実際に記憶の中身の話に入っていきます。
細かな暗記のコツを確認する前に、まずは記憶そのものについて理解を深めていきましょう。
短期記憶と長期記憶
人間の記憶のメカニズムには短期記憶と長期記憶の2種類があり、どちらも私たちの生活には欠かせないものです。
しかし、この2つには明確な違いがあります。
それは短期記憶には覚えられる量に制限があるのに対し、長期記憶には覚える量にほぼ制限がないということです。
そしてその長期記憶は何ヶ月も、何年も記憶を保つことができます。
どちらの記憶に頼るべきかは、火を見るより明らかですね。
エビングハウスの忘却曲線
皆さんは、「エビングハウスの忘却曲線」はご存知でしょうか。
これは、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが発表したもので、人がある無意味な音節を記憶した時、その音節を覚えなおすのに必要な時間の節約率を表したものです。
節約率とは、一度覚えたものをもう一度覚えなおすのにかかる時間をどれだけ短縮できたか表した値です。
- 20分後には58%忘れる
- 1時間後には44%忘れる
- 9時間後には36%忘れる
- 1日後には33%忘れる
- 2日後には28%忘れる
- 6日後には25%忘れる
- 31日後には21%忘れる
このデータを見るとわかるように、1ヶ月後には一度目の学習効果は薄れてしまっています。
これを見ると、復習がどれだけ大事なのかが一目瞭然です。
特に短いスパンで復習を繰り返すことが効果的なことが分かると思います。
黄金の暗記メソッド


記憶の仕組みも理解できたところで、いよいよ黄金の暗記メソッドを解説していきます。
ここでは暗記をする際に意識して欲しい大切なことをご紹介します!
何度も復習する
先ほどエビングハウスの忘却曲線について説明したときにもお伝えしましたが、まず大切なのは何度でも繰り返し復習することです。
上述したようにまずは自分がどれだけ復習しているのかを自問自答してみましょう。
もし復習が足りないていないと思うのであれば、まずはそこから改善していきましょう。
逆に十分に復習が足りていると感じたのなら、暗記ができない理由は他にあるのかもしれません。
繰り返し復習することは分かったけど、どのタイミングで復習すればいいか分からない方は、以下のタイミングで復習することをオススメします。
- その知識を学んだ当日中にさらっと
- 次の日にちょっと
- その週末にまとめて
- 定期テスト前にしっかりと
最初に学んだタイミングと合わせて5回も学習すれば、簡単には忘れないはずです。
一度の学習時間は短くてもかまいませんので、数多く復習することを意識してみてください!
最初からすべて覚えようとしない
決してやってはいけない暗記術の一つが、最初から全てを完璧に覚えようとすることです。
1つの事柄を覚えようとしてもそれほど時間はかかりませんが、試験範囲のすべてを一気に覚えようとすると、当然かなりの労力が必要です。
試験の前日に一夜漬けで頑張ろうとしても高得点をとれないのは当たり前なのです。
ですから決して焦ることなく、暗記には時間をかけましょう。
また、暗記に十分に時間を使うために試験勉強には余裕を持って取り掛かりましょう。
なんとしてでも楽しむ!
先程も述べたように、やはり嫌なことをしようとしても全然頭に入りません。
なので、まずは暗記が嫌だという意識をとっぱらってしまいましょう!
ぼくの場合、教科書を音読しながら部屋の中を走り回るということをしていました。
そうするとなんだか馬鹿馬鹿しくなり、暗記に対しての嫌悪感が薄れていきました!
この方法を皆さんにおすすめするわけではないですが、自分の気持ちを変えられる方法を探してみるといいと思います。
京大生がおすすめする暗記のコツ3選


暗記を得意にする黄金メソッドを説明した後は、暗記のコツをお伝えします。
ここでは実際にぼくがやっていた、暗記をより簡単にするための秘策を3つご紹介します!
とにかく書きなぐる
ぼくはよく覚えたいことを紙に書きまくっていました。
そうすることで頭の中で何度も復唱されるので覚えやすいです。
また、同時に声に出してもいいと思います。
周囲の環境に気をつける必要はありますが、覚える速度や量が増すでしょう。
1回違うことを考えてから覚えているか確認する
これもぼくが暗記をする時にいつもやっていた方法の一つです。
覚えたいことを一通り頭に入れたら、一旦頭を真っ白にしてみます。
そして、もう一度確認します。
これを何度も繰り返して、さらには次の事柄を覚えている最中に唐突にさっき覚えたことを確認する、ということもやっていました。
友達とクイズを出しあう
試験前によく実践していた方法なのですが、今回ご紹介した秘策の中でも特に効果が実感できた暗記法です。
友達に問題を出すことで、逆に自分が覚えていないことを発見したり、相手に意地悪をしてやろうとして少し細かいことをクイズにしたりすることで、スルスルと暗記ができます!
そしてなにより、これが本当に楽しいです!
1人で勉強している時の何倍も面白く勉強できます。
もちろん1人で勉強する時間も大切なのですが、友達と勉強する時には息抜きとしてクイズを出し合うのはかなりおすすめです。
暗記を得意にするための心構え


ここでは、私が暗記をする上で最も大切だと思うことをご紹介します。
暗記の最も良いやり方は人それぞれ違う
最適な暗記の仕方は人によって違います。
ここまで色々と紹介しておいて無責任だと思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。
私が言いたいのは、この記事で私が紹介したことが全てではなく、あなた自身にとって1番良い暗記の方法を模索することが大切だということなのです。
私が成功した方法であなたが成功するとは限りませんし、その逆もまた然りです。
まとめ
ここまで暗記のコツを紹介してきました。
最後に本記事のおさらいをしておきましょう。
- 暗記ができないのには3つの理由があった!
- 最初からすべてを覚えようとしてはダメ
- 楽しんで暗記しよう!
暗記を得意にするためには、楽しみながら何度も繰り返すことが大事です。
細かなテクニックで覚えようとする前に、まずは暗記友達を作ることから始めてみましょう。
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