
勉強しているのに定期でストで数学の点数が伸びない。



公式を覚えても問題が解けるようにならない。
定期テストで高校生が避けては通れない道が数学です。
しっかり勉強しているはずなのに点数が取れないと悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はそんな悩みを抱える方に向けて、数学の定期テストの勉強法や勉強のコツ、おすすめの参考書をご紹介します。
・正しい数学の勉強の方法
・勉強する上でのコツ
・テスト中の注意点
・おすすめの参考書
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正しい勉強法さえ理解すれば誰でもテストで高得点をとることができる!
数学の定期テストで押さえるべきポイント


数学の定期テストではどのような点に注意すべきなのでしょうか。
ここでは数学の定期テストで押さえるべきポイントについて紹介します。
計算力と記述力の両方から対策を行う
数学の定期テストで出題される問題は大きく分けて次の2種類があります。
- 答えだけを書く問題
- 記述式の問題
前者では素早い計算力が、後者では論理的で伝わりやすい記述力が必要になります。
そのため、あらかじめどちらの問題でも点数を獲得できるようにテスト対策を行っておきましょう。
時間配分に気を付ける
数学の定期テストでは試験範囲が広いことが多く、必然的に問題も多くなりがちです。
そのため時間を意識して問題を解かなければ高得点を狙うことは難しくなります。
試験勉強の段階で本番の試験を想定して、時間制限などを設けて演習をしておくとよいでしょう。
勉強の進め方4ステップ


数学の勉強法がわからないために、ひたすら目の前の問題を解きまくったり、いきなり難しい問題に手を付けたりする人も多いのではないでしょうか。
実は数学には正しい勉強法があります。
数学の正しい勉強法とはズバリ次の2つです。
1.基本的な問題を完璧に解けるようにする
2.難しい問題は基本が身についてから取り組む
この順序を守ることで数学の勉強効率は格段に上がります。
当たり前のように思われる方もいるかもしれませんがこれができていない人は意外と多いです。



私も「難しい問題ができれば簡単な問題はしなくてもいいじゃん!」と考えていたことがありました(笑)
実は一般的に難しいといわれる問題は基本的な解法を組み合わせたものが多いです。
また定期テストは基本を問う問題が比較的多いので基本を押さえることは単純に効果的ですし、身についた知識は受験でも大いに役立ちます。
では勉強の具体的な手順を解説していきます。
ステップ①:教科書の問題を完璧に解けるようにする
数学で最も大事なのは教科書の内容を徹底的に理解することです。
ここで公式は全て覚えてしまい、練習問題は全てできるようにしておきましょう。
理解しなければ意味がないと思う人もいると思いますがそれについては後で解説します。
とにかくここでは完璧に公式が使えること、全ての練習問題が解けることが重要です。
ステップ②:授業で扱った問題や宿題を繰り返し練習する
授業や宿題などで解いた問題は実際にテストで出題される可能性が高いです。
試験範囲に含まれていたり、先生が問題を指定することもあるかもしれません。
また、そうした問題は点数を取りやすいだけでなく、先生が初学者の皆さんのために用意した問題であるため難易度が標準的で練習にうってつけです。
ここで解法を暗記するだけではもったいないので、試験のとき公式や解法を実際にどのように使うのかをしっかり確認しておきましょう。
ステップ③:4ステップなどの基礎的問題集や青チャートのレベル1,2問題に取り組む
教科書に掲載されている公式や解法の数はそれほど多くはありません。
教科書の知識で極論全ての問題をカバーすることは可能ですが、数学の出題のされ方は多様にあります。



この問題はどの公式を使えばいいんだろう



ぜんぜん解法が思い浮かばない
そのような問題を練習するのにうってつけなのが青チャートや4ステップといった問題集です。
これらの教材には豊富な種類の問題が掲載されています。
定期テストで出題されるような応用問題を解くためにはやっておいた方が良いでしょう。
これに関しては上のように完璧に頭に入れるというよりかは全体をとりあえず解いてみて、様々な問題に触れてみることが大事です。
ステップ④:発展的な問題にチャレンジする
上記のような勉強をすれば定期テストで高得点を取ることはそれほど難しいことではないでしょう。
しかし余裕がある人はさらに発展した問題にチャレンジしてみることをおすすめします。
青チャートのレベル3問題は比較的難問が多く、大学受験レベルの難易度となっています。
これができれば定期テスト対策としては十二分に勉強したと言えます。
注意:基本を身に着ける前にいきなり高い難易度の問題に着手することはやめましょう!
数学の勉強のコツ


テストの点数を上げるには問題を解くしかありませんが、ただ漫然と解くだけでは効果は薄いです。
ここでは定期テストに向けた勉強で気を付けるべきことについて解説します。
スピードを意識する
数学の定期テストは問題数が多く、計算スピードが遅いと最後の問題までたどり着くこともできず試験時間が終わってしまいます。



もしかしたら解ける問題があるかも知れないのに手を付けられないのはもったいないですよね、、、
そのような事態を防ぐためには日ごろからの練習が欠かせません。
時間を計って計算したり、常に時間を意識したりすることを心がけましょう。
丁寧に計算するクセをつける
数学の失点のパターンとして多く、実際に起こると最も悔しいのが計算ミスです。
ケアレスミスは自分の確認次第で確実に減らせます。
- 日ごろの計算から式変形ごとに見直しをする
- 検算・逆算と丁寧に行う
上記のような習慣をつけるようにしましょう。
例1)方程式は具体的な数値を代入して確認する
例2)積分して得られた式を微分して同じ式になるか確認する
慣れれば意外と短時間でできるようになります。
理解できないときは回答を丸暗記してみる
三角関数や指数対数など初見ではなかなか理解の難しい概念が数学には度々登場します。
もちろん最初から理解できるならそれに越したことはありませんが、やはりすぐに使いこなすのはなかなか難しいものです。
そこで理解を優先するのではなくまずは習った公式を使って問題を解いてみることをおすすめします。
問題に慣れることもできますし、なにより問題を解いていく中でだんだん理解できるようになっていきます。



問題を解いていく中で公式の意味が分かるようになってきた!
ぜひだまされたと思って演習を重視してみてください。
数学の定期テストの注意点


テスト前の勉強法は紹介しましたが、いざ本番となると緊張したり、わからない問題が出題されたりすることもあると思います。
そこでここではテスト本番で気を付けるべきことを紹介します。
全体を見渡し、解けそうな問題から手を付ける
テストが開始されたとき、いきなり最初の問題に手を付けるのはあまり賢い選択とは言えません。
テストには時間制限があるからです。
開始の合図で最初は問題を見渡して、解けそうな問題から始めるようにしましょう。
わからない問題で粘らない
定期テストは時間との勝負です。
わからない問題に時間をかけすぎると解けるはずの問題に時間を割けず、悔しい思いをすることになるでしょう。
難問やわからない問題は後回しにして、最後に残った時間で解くようにしましょう。
できるだけ丁寧に記述する
定期テストは今までの勉強の成果が試される場所です。
得点を高めるためにも記述を丁寧にすることは大切ですが、それ以上に自分の理解度や表現力を先生にチェックしてもらうこともテストの大きな役割です。



ここの説明が不十分だったのか!



自分はこの部分がわかってなかったのか!
自分に足りていない部分を知り、これからの勉強の指針を立てるためにも丁寧でわかりやすい記述を心がけましょう。
数学の定期テストにおすすめの参考書


定期テストは基本問題を中心に出題されます。
そのため使用する参考書も決してハイレベルである必要はありません。
むしろ簡単な問題を絶対に落とさないような勉強をするために、基礎をしっかり作れるような参考書を選びましょう。
ここでは定期テスト対策にピッタリな参考書をご紹介します。
4STEP
ページ数 | 208ページ(I+A)、222ページ(II+B) |
---|---|
レベル | 基礎〜応用 |
用途 | 定期考査、模試、共通テスト、二次試験など |
こんな人におすすめ | ・数学が比較的得意な人 ・基礎は定着していて問題をどんどん解き進めたい人 |
最初に紹介する問題集は「4STEP」です。
4STEPは典型的な問題から受験レベルの問題まで多くの種類が難易度別に4段階に分けられているのが特徴です。
そのため自分のレベルに合わせて勉強を進めることができます。
問題数が多いので、教科書で基礎固めをした後でとにかく問題演習を重ねて練習をしたいと思っている人におすすめです。
青チャート
ページ数 | 480ページ(I+A)、820ページ(II+B) |
---|---|
レベル | 基礎〜応用 |
用途 | 定期考査、模試、共通テスト、二次試験など |
こんな人におすすめ | ・普段の勉強から入試対策まで幅広く使える参考書がほしい人 ・多くの受験生が使っている参考書を探している人 |
「青チャート」は高校生の間で最も有名な参考書です。実際に使っている方も多いのではないのでしょうか。
様々な種類の問題が掲載されており、青チャートの問題を網羅したら、定期テストで対応できない問題はほとんどなくなるといってよいでしょう。
一つ一つの解説もわかりやすく本質的な理解をすることができます。
勉強の質を突き詰めたい人におすすめです。
定期テスト対策 数学Ⅰ・A (Ⅱ・B)の点数が面白いほどとれる本
ページ数 | 383ページ(Ⅰ・A)542ページ(2・B ) |
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レベル | 基礎〜標準 |
用途 | 定期考査 |
こんな人におすすめ | ・教科書の内容の理解を深めたい人 ・解説が分かりやすい参考書が欲しい人 |
「定期テスト対策 数学Ⅰ・A の点数が面白いほどとれる本」「定期テスト対策 数学Ⅱ・Bの点数が面白いほどとれる本」は教科書の理解を助けるために予備校の先生が製作した参考書です。
教科書の内容をかみ砕いてわかりやすく解説してくれているので、教科書の固い表現が難しいという人も確実に基礎を固めることができます。
練習問題数は少ないですが十分な解説で学習をサポートしてくれるので、教科書や授業でわからなかったところを理解するために使うのが良いでしょう。
定期テスト数学勉強法まとめ
最後に定期テスト数学の勉強法を改めてまとめます。
- 数学は基礎固めが第一
- 基礎が身についた後で応用
- 計算のスピード、正確さを高めよう
- 理解できない問題は暗記してしまおう
- テスト中はわかる問題から解こう
- 答案は丁寧な記述を忘れずに
正しい勉強法で効率的に勉強したら数学の成績は必ず伸びます。
皆様の努力を心から応援しています!
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