日本史の覚え方を分かりやすく解説!おすすめの暗記術をまとめてみた

範囲が広すぎて覚えられないよ…

他の科目も忙しいし、日本史はもう諦めよっかな…

こんなことを考えた経験、一度はありませんか?

主要科目の勉強時間に気を取られてしまい、ついつい敬遠されてしまいがちな高校日本史。

今回は忙しい受験生にとっては難敵である日本史について、効率のよい学習方法を紹介していきます!

本記事で分かること
  • 効率の良い暗記方法
  • 日本史の流れの掴み方
  • おすすめの日本史参考書と使用例
執筆者の実績
  • 3ヶ月でセンター日本史9割を達成
  • 大学では日本史を専攻
本記事で一番伝えたいこと

まずは日本史の大きな流れを掴むことが大事!

目次

日本史が暗記できない原因と対策

日本史は一夜漬けでなんとなくいける!

そう思って失敗した経験のある人も少なくないはず…。

ここでは日本史の暗記が上手くいかない原因について説明していきます。

優先順位が低い

日本史は人によって興味・関心の有無が特にはっきり分かれる科目です。

主要3科目に比べると実用性に欠け、「いつ・何の役立つの?」と思っていたりしませんか?

その結果、学習の優先順位が下がってしまい、日本史の勉強時間が不足してしまいます。

日本史の勉強時間を確保するためにも、勉強のタイムスケジュールはあらかじめ設定するようにしましょう。

単語だけを暗記している

日本史が暗記できない人の典型的な特徴として、「単語だけ暗記している」ことが挙げられます。

もちろん単語を覚えることは重要です。

しかし、主要な歴史の流れをおざなりにすると、出来事の時系列が分からなくなり、勉強量に見合った得点をとることが難しくなってしまいます。

暗記をする際は、単語だけでなく、時代背景や前後の流れも合わせて覚えるように心がけましょう。

どこまで覚えればいいのか分からない

日本史の学習範囲は広く、明確にどこまでを覚えるべきか正解がありません。

だからといって教科書や資料集をむやみに読み漁ると、記憶できる知識量も勉強時間も少なくなってしまいます。

最悪の場合、テストが近づいた時に

勉強したのにほとんど覚えられてない…

という状況に陥ってしまいます。

そのため、まずは試験の内容や範囲を確認して、自分自身が何(どこ)を中心に勉強するのかを明確にすることから始めましょう。

日本史で覚える必要があるもの

これまでの説明で、日本史は考え無しに暗記を進めても簡単に身につく科目ではないことは伝わったかと思います。

ここからは、実際にどういった部分に着目して暗記を進めるべきかについて述べていきます。

主要な歴史の流れ

日本史を暗記する際は、第一に「主要な歴史の流れ」を掴むことが必要不可欠です。

高校日本史では、中学以前と比べて膨大な知識量が求められます。

そのため「主要な歴史の流れ」を定着させ、暗記の土台を形成することが暗記の鍵になります。

このステップを踏むことで、時代の背景知識を大まかに把握し、後々単語をスムーズに覚えることができるようになります。

中心となる人物や事件

「主要な歴史の流れ」を掴んだら、次は時代ごとに象徴的な人物や事件を覚えていきましょう。

具体例を挙げると、日本近世史は武士のトップである「徳川家康」という人物によって、太平の世をもたらした「江戸幕府」が開かれましたよね?

このように時代ごとの中心人物や事件を正しく整理すると、その時代のイメージを掴みつつ、時系列問題で混同することも少なくなります。

関連人物や事件

「中心となる人物や事件」には必ず関連人物や事件が存在します。

例えば、江戸幕府は自然成立したわけではなく、「関ヶ原の戦い」において「石田三成」ら豊臣方を倒したことで始まりました。

このように「中心となる人物や事件」に紐付けて関連人物や事件を覚えることで、効率よく知識を身につけていきましょう。

日本史の覚え方のコツ5選

日本史で覚える必要があるものが分かったら、次はそれらの具体的な「覚え方」について解説します。

実践を繰り返して、他の受験生と差をつけましょう!

教科書を一読する

主要な歴史の流れを覚える際には教科書の一読がおすすめです。

教科書は持ち運びやすいため、通学中や寝る前などのスキマ時間を活用して、他の科目への影響を抑えつつ、効率よく学習していきましょう。

この段階では単語を覚えようとするよりも、各時代ごとの起承転結を意識して、小説を読む感覚で進めるようにしてください!

中心となる人物や事件を整理する

教科書や資料集において太文字や赤文字が使用されている用語は、何らかの重要な意味合いを持つため強調されています。

そのため、「中心となる人物や事件」となるケースが多いです。

日本史には、政治史や文化史、社会史といった種類が存在します。

そこで、これらのカテゴリーごとに「中心となる人物や事件」を分類して整理すると、時系列やテーマ史への理解が求められる問題に対処する力が付きます。

過去問を解く

結論から言うと「関連人物や事件」は人によって覚える範囲が異なります。

難関私大では教科書外の知識を問われることも珍しくありません。

そのため自分の志望校に合わせて「関連人物や事件」を覚える必要があります。

そこで実際に過去問を解くことをおすすめします。

過去問を解くことで、志望校の「関連人物や事件」の覚えるべき範囲を把握し、必要な範囲内の知識だけを効率良く暗記できます。

画像情報を活用する

定期試験において「関連人物や事件」を覚える際に、画像情報を活用することをおすすめします。

例えば日本史における戦では、大体の場合複数の参加者が登場します。

このように複数の登場人物が一同に会した状況下では、文字情報に加えて画像情報を活用すると、人物だけでなく出来事全体の解像度が増して理解しやすくなります。

ちなみに私は資料集はもちろんのこと、ネットの画像検索を活用して、肖像画やイラストといった形で画像情報を収集していました!

ノートのまとめ方を工夫する

最後に定期試験や模試の受験後に効果的なノートのまとめ方についてお話します。

試験を受けることで、必ず自分の苦手分野を発見できます。

まずは自分の苦手が政治史なのか、文化史なのかといったようにテーマ史ごとに把握していきましょう。

自分の苦手の原因を把握したら、教科書や用語集を基に因果関係をノートにまとめましょう。

そうすることで、自分の苦手に特化したノートができるため、次回から復習する時間を短縮することができます。

日本史の暗記に使えるおすすめの参考書

先ほども少しお話しましたが、高校日本史は膨大な知識量の中から、情報を取捨選択する必要があります。

そのため、ここでは多くを語らず2冊に絞って紹介していきたいと思います。

日本史B 講義の実況中継シリーズ

ページ数362ページ(講義の実況中継①)
出版日2015/4/23
レベル標準~発展
こんな人におすすめ・画像情報を伴って学習したい人
・日本史全体を網羅したい人
・テーマ史ごとに理解を深めたい人

この実況中継シリーズは、私が高校時代に最も愛用していた参考書かもしれません。

テーマ史ごとに丁寧に解説されており、文字情報だけでなく、写真やイラストといった画像情報がバランス良く使われていることが特徴です。

時間に余裕がある人は熟読して、正しい活用法を実践することをおすすめします。

忙しい人は「別冊講義ノート」に注意点や苦手ポイントなどの要点を書き込み、移動しながらでも使えるノートに仕上げてみましょう。

山川 日本史用語集 山川出版社

ページ数448ページ
出版日2018/12/15
レベル基礎
こんな人におすすめ・教科書に関連して学習を進めたい人
・定期テスト対策をしたい人

日本史用語集を受験教材として使用している受験生は少ないのではないでしょうか?

日本史用語集は教科書では足りない部分を補完してくれるうえに、受験や定期テストに必要な知識に絞って解説されています!

山川出版社は高校日本史の教科書を刊行している会社であるため、この日本史用語集との親和性が高いことが特徴です!

Q&A

ここでは日本史の覚え方に関連した質問に答えていきます。

一夜漬けで暗記するには何をすればいい?

教科書を精読し、用語を漢字で書けるようにしてください。

せっかく用語を暗記しても誤字で点数を落としたら元も子もありません…。

どうしても一夜漬けをしなければならない場合は綺麗にノートをまとめることよりも、繰り返し教科書を読み込んで分からない漢字を何度も書き込むことを優先しましょう。

東進の一問一答は使えないの?

結論から言うと「使えないことはない」です。

曖昧な回答ですが、その大きな理由としては、扱っている範囲が広すぎるため、人によっては余分な知識も含まれてしまうからです。

そのため歴史の流れを正確に把握できている状態でより深い知識を得たい人であれば、暗記に適していると言えます。

まとめ

最後に、今回ご紹介した日本史の覚え方についてまとめていきます。

  • 日本史を暗記する際には、まず流れを掴むことが大事!!
  • 関連知識は、1の骨組みに肉付けしていくイメージで覚える
  • 実際に問題を解いて、自分に必要な知識の範囲を把握する

この3点を常に意識して学習を進めると、膨大な知識量に対しても少ない時間で効率よく暗記することができます。

要点を押さえた暗記方法で定期試験や模試に打ち勝ちましょう!

またベストプランでは無料相談を受け付けています。

勉強や進路についての質問に現役の旧帝大生が回答をするので、この機会にぜひ活用してみてくださいね。

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この記事を書いた人

立命館大学文学部所属の4回生。2回生時には大学公認の新入生支援団体を経験。本メディアを通して効率の良い勉強法を発信していきます。

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