
受験で面接があるんだけど、どうやって準備したらいいのかな?



人前で話すなんて緊張するし不安だなぁ…
高校や大学の推薦入試に合格するには、多くの場合面接試験を突破する必要があります。
ただ、人前で話すことが苦手という人にとっては、かなり負担を感じるものですよね。
また、人前で話すのは平気でも、いざ面接と言われるとどうすればいいのか分からないという人も多いと思います。
そこで今回は、事前にどのような対策をしたら良いかについて簡単に解説します。
本記事を読んで面接突破&推薦入試合格を目指しましょう。
- 面接で準備していくこと
- 面接での心構え
- 推薦入試で高校へ入学
- AO推薦でE判定の大学に逆転合格
「みんな同じ人間だ!」という心構えで挑もう!
推薦入試について解説した記事もあわせてご覧ください。


推薦入試の面接について


まずは推薦入試における面接の特徴や流れについて解説します。
高校・大学の推薦入試の面接は違うの?
面接は、高校入試と大学入試ではもちろん、入試形態やそれぞれの学校によって、評価のポイントがかなり異なります。
例えば、大学の指定校推薦(高校が大学へ生徒を推薦するいわゆる高校のお墨付き推薦)の面接では、その人の人間性を重点的に見られる場合が多いです。
つまり、他の人と上手くやっていけるのかという性格面の確認のための面接となることが多く、面接の内容自体が合否に影響することがほとんどないのです。
しかし、大学のAO入試(自分で自分を売り込む推薦)などの場合、多くの観点から評価をされます。
例えば下記のような観点が考えられます。
- 態度
- 性格
- 面接に対する準備 etc…
上記のように、面接の中でその人自身を評価する(=厳しい目で見られる)ことになります。
そのため、あなたの受験する学校の募集要項やホームページをしっかりと見て、それぞれの受験形式・校風に合った対策をすることが重要です。
面接の流れ
次に面接の主な流れについて説明します。
面接はほとんどの場合、前半部分と後半部分の大きく2つに分けることができます。
面接の前半では、どの高校や大学でも聞くであろう基本的な質問(みんなが準備してくるもの、例えば名前・学校・志望理由など)が聞かれることが多いです。
そして後半は、その高校・大学オリジナルの質問(その場で即興で対応しないといけない質問)が聞かれる場合がほとんどです。
あくまで経験上のお話ですが、 面接官が特に聞きたい部分は、主に後半に固まってくると思います。
前半の質問は全員が準備できるわけですから、全員がとても高いクオリティの回答をしてきます。
つまり、他の受験生と差を付けられるのは後半です。
そのためにも、面接に臨む前に、事前に自分の考えの軸となるものをしっかりと決めておくことが大切です。
面接で聞かれること
前提として、面接で聞かれる内容は高校・大学によって違うため、あなたの通っている学校やネットで受験校の面接がどんなものなのかを下調べをする必要があります。
しかし、下記のようにほとんどの面接で共通して聞かれる内容もあります。
- 志望理由
- 学校生活で頑張ったことorつらかったこと
- 校外活動について
自信を持って面接に臨むためにも、事前に聞かれることが予測される質問に対しては万全の準備を行っておきましょう。
推薦入試の面接で準備すること


ここからはいよいよ、面接の準備について解説します。
何を準備して望めば良いのかを説明し、精神面などについても触れていきます。
下調べ
まず初めにやる準備として、面接の内容や日程についての下調べがあります。
この下調べをできる限り早い段階で行うことで、余裕を持った行動ができるようになります。
さらに、受験する学校の過去の面接データなどがあれば、ネットやご自身が通っている学校を利用して調べましょう。
過去に聞かれた質問が見つかった場合は、その質問に対する自分の答えを考えてまとめておきましょう。
質問への対策
下調べが完了したら、次は面接の質問の準備を行っていきます。
ここで1つ注意してほしいことがあります。
面接で聞かれそうな質問をたくさん予想し、それに対する答えを作って全て暗記して望むことは絶対にやめてください。
これを読んでいる方の中には



話す内容を暗記して面接に臨まないと不安だよ…
という方もいるかもしれません。
しかし、この方法で対策を行うと本番で面接官に気持ちが伝わりにくくなってしまいます。
暗記したものをあたかもその場で考えたように流暢に話せるなら問題ないのですが、それも簡単なことではありません。
面接官は多くの受験生を見てきているため、



この人は作ってきた文章を思い出しながら話しているな…
ということがすぐにわかってしまいます。
では、どのように対策を行うべきなのでしょうか。
ここで重要となってくるのが自分の”軸”(=考え)を定めておくことです。
具体的には下記のような質問に自然に回答できるような状態です。
- なぜその学校に行きたいのか?
- その学校に入って何がしたいのか?
- どんな事に興味があるのか?
- 将来はどのようなことをしていたいのか?
自分の軸が決まっている人だと、想定していない質問が来た場合でも、自分の言葉で伝えることができます。
しかし、最初から暗記に頼っている場合は、予期せぬ質問に頭が真っ白になり、ボロが出るかもしれません。
だからこそ、自分の考えを持つということが大切なのです。
礼儀作法
推薦入試の面接では、礼儀作法に関する事前準備も欠かせません。
面接というのは、目上の人に自分を見ていただく機会です。
入退室時や着席時にも粗相の無いようにしなければなりません。
基本的な礼儀作法や敬語などは通っている学校から指導があると思いますが、自分自身でもしっかりと調べて身につけておきましょう。
心の準備
最後は「心の準備」についてです。
「心の準備」と言われると身構えてしまう方もいるかもしれませんが、その必要はありません。
面接官はあなたとお話がしたいだけで、聞かれていることは
などとてもシンプルです。
面接という短い時間の中で少しでも多くのことを知るために、さまざまな角度から質問をしているだけなのです。
ぼくがここで最も伝えたいことは、面接官も同じ人間だということです。
面接会場では学校の先生と会話するつもりで楽しんでほしいのです!
普段の練習の話し相手が面接官に変わるだけと考えると心が少し楽になりませんか?
その学校に受かってしまえばあなたの先生になるわけですから、他の生徒より一歩先に受験校の先生とお話ししていると思えばきっと上手くいきます。
推薦入試の面接で注意すること


面接に必要な準備がわかったところで、最後に面接の注意点についてまとめていきます。
言葉遣い・態度に気をつける
当たり前のことですが、入退室時に何も言わずノックもしないというのは、常識がありませんよね。
目上の人の部屋に入るときは、
というように、しっかりと入室までの順序を踏む必要があります。
このような基本的な礼儀作法はもう一度おさらいして、相手に失礼の無いようにしましょう。
また、言葉遣いに関しても同様です。
あくまでも個人の見解ですが、言葉遣いはあまりに堅いと逆に警戒されてしまう場合があります。
もちろん下記のように簡単な敬語は、ある程度使えた方が印象が良くなります。
- 「知りません」→「存じ上げておりません」
- 「(受験校名)」→「御校」
しかし一方で「ご教授いただけますと幸いです」など、通常ビジネスマナーで使うような敬語を用いると、間違ってはいないものの少し堅すぎる印象を持たれる可能性があります。
面接官に心の壁を持たれることがないよう、あまりにも極端にへりくだる言葉遣いは避けましょう。
「敬語などのマナーは少しぎこちないが、正直に熱い気持ちをぶつけてくる生徒」であれば十分に合格を目指せます。
嘘をつかない
面接の場では決して嘘をつかないようにしましょう。
準備の段階では、



面接で嘘なんてつかないよ!
と思っていても、いざ面接の席で準備していなかった質問や知らないことを聞かれた際、思いもよらずその場しのぎの嘘をついてしまうケースがあります。
しかし、この嘘をつく行為は面接において絶対にNGです。
仮に知らないことを聞かれ「知っています」と答えてしまった場合、それをさらに深く質問されたら答えることができません。
その時に



すみません、知りません…。嘘をついていました…。
と言うのと、初めから



すみません。存じ上げておりません。
と正直に言うのはどちらの方が印象がいいですか?
面接官は、学生に完璧な知識や振る舞いなど求めておらず、
- その人が正直かどうか
- その人に学校に来てもらいたいかどうか
を見ています。
自分に正直になって、素直に熱い思いをぶつけましょう。
ロボットにならない
面接対策をしていると、時折ガチガチに緊張してしまいロボットのように微動だにしなくなってしまう学生さんを見かけます。
緊張しているのは分かりますが、その状態では面接官に自分の魅力をアピールすることは難しいです。
しかし、だからといって極端な動きを入れる必要はありません。
自己アピールや熱い気持ちを伝えるときだけ、さりげなく小さなジェスチャーを入れてみてください。
ほとんどの受験生は両手で拳を握って太ももから全く離さないでいるため、それだけで他と差別化できます。
本番で急にできるようになるものではないため、練習から意識して取り組んでぜひ実践してみてください。
まとめ
最後に改めて面接の注意点をまとめます。
- 言葉遣い・態度に気をつける
- 嘘をつかない
- ロボットにならない
とてもシンプルですが重要なことなので、この3点は面接前に必ず確認するようにしてください。
最後に一言。
面接官は学校の先生です。
あなたの通っている学校の先生と初めて話した事を思い出してください。
そんなに緊張しなくても大丈夫です。
少しミスしても大丈夫です。
面接官とのお話を楽しんでくださいね。
少しでもあなたのお役に立つ情報が本記事で見つかることを心より願っております。
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