
中学からずーっと英語が苦手…



勉強しているのに点数が取れない…
文系の学生さんも理系の学生さんも長ーく付き合わなければいけないのが英語です。
最近では小学校でも英語が必修になり、ますます英語の重要性は高まっています。
何年も英語を勉強しているのに英語が苦手…。
勉強しなきゃいけないのは分かっているけど、何から手をつけたらいいのかわからない…。
そんな学生さんはこの記事を読めばオールOK!
英語の勉強法を単語・文法・長文・リスニングの4つに分けて、分かりやすく解説します!
- 単語は反復とイメージ
- 文法は定番化
- 長文は精読と速読
- リスニングは英語脳を作る
高1の模試で英語の偏差値40→センター試験190点超え
正しい勉強法を知ることが合格への第一歩
単語の勉強法


まずは単語の学習から。
他の何よりも、単語の勉強は優先しましょう。
人間の記憶について
単語の勉強法を学ぶ前に、まずは人間の記憶について簡単にお話しします。
人間の記憶は頼りないものです。
ぼくなんかは昨日の夕飯を思い出せないこともしばしば…。
これは復習をしないことが原因です。
人間の記憶は時間が経つにつれて、どんどん忘れられていきます。
ドイツの心理学者、エビングハウスは人間の記憶の再生率について実験しました。
「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
彼の実験の結果、一度記憶したことをもう一度覚えなおすためには、短い期間で復習することが大事だと判明しました。
学校の先生が「復習が大事だ!」というのも納得ですね。
単語は短い周期で、たくさんの量を
エビングハウスの実験結果を踏まえ、効率よく単語を覚えるには2つのポイントがあります。
- 毎日勉強する
- 1回で100単語以上勉強する
順に説明します。
毎日勉強する
人間の記憶は短い期間で復習した方が覚えなおしやすいと言いましたよね。
1日後に復習すると、1回目の学習の66%くらいの時間で覚えなおせるそうです。
つまり、毎日やることで効率的に単語を覚えられるようになるというわけです。
寝る前の10分でもいいので、まずは毎日勉強を始めてみましょう。
1回で100単語以上勉強する
1回の勉強時間は短くても構いません。
その代わり、1回の学習で暗記する単語の量はできるだけ多くしましょう。
1回目の学習で完璧に暗記することなど、誰にもできません。
毎日10単語ずつ覚えたとしても、1週間後にはすっかり忘れてしまっているでしょう。
それよりも毎日100単語ずつ学習した方が、圧倒的に効率的です。
苦手な単語はイメージで攻略
どうしても覚えられない単語ってありますよね。
その原因の多くは単語の意味を具体的にイメージできていないからです。
これを克服する方法を3つ紹介します。
- 例文を読む
- 語源を考える
- 画像検索を利用する
1つずつ紹介します。
例文を読む
多くの単語帳には単語の意味の他に、例文が載っていると思います。
使うイメージが湧かない単語などは、例文で使い方を確認すると良いですね。
一緒に文法も学べて、一石二鳥のおすすめの勉強法です。
語源を考える
それぞれの単語には語源があります。
語源を知ることには多くのメリットがあります。
- スペルが似た単語も間違えなくなる
- 多義語もスッキリ覚えられる
- 初めて見る単語も意味が推測できる
などなど…。
他にもここには書ききれないくらいのメリットがあるんです。
まだ疑っている方のために、adaptとadoptを例に考えてみましょう。
adには、「〜の方へ、〜の方を」という意味があります。
aptには、「適した」という意味があります。
optには、「選ぶ」という意味があります。
これらを組み合わせると、次のようになります。
よって、adaptは「適応させる」、adoptは「採用する」という意味です。
スペルが似た2つの単語ですが、語源を考えることで区別して覚えられます。
これでもう間違えませんね。
単語の語源学習法は、また別の記事で詳しく解説します。
画像検索を利用する
最後におすすめしたいのが、画像検索です。
Googleなどに調べたい単語を入力し画像を検索すると、写真などが出てきます。
例えば、journeyとvoyageを考えてみましょう。
どちらも「旅、旅行」と訳されます。
しかし、画像検索を駆使することで隠れたニュアンスの違いに気づけます。


journey


voyage
journeyと検索してみると、左のような画像がたくさん表示されると思います。
一方、voyageと検索すると、右のような画像が表示されますね。
これからわかるように、journeyは「陸路での旅行」、voyageは「海路での旅行」を意味します。
画像を見ることで、単語に具体的なイメージを持つことができました。
これで少し、単語が記憶に残りやすくなったのではないでしょうか。
文法の勉強法


次に文法の勉強法について見ていきます。
文法の暗記に困っている人にはこちらの記事もおすすめです。


文法を学ぶ意義



文法を学んでも意味ないよね。
このように思っている人も多いのではないでしょうか。
決してそんなことはありません。
文法を学ぶと多くのメリットがあります。
英文の中には分詞や関係詞、仮定法など様々な文法事項が盛り込まれています。
これらは知らないと訳せませんよね。
また、入試問題の作成者はこのような文法事項が潜んでいる場所から出題したがります。
大学入試において、文法は避けては通れぬ道なのです。
人に説明できるようになる
文法の勉強は参考書を中心に学習しましょう。
その際は納得し、理解しながら進めるようにしてください。
丸暗記はしないようにしましょう。
ちゃんと理解できたか確認するためには、人に説明してみましょう。
すらすらと説明できない箇所は理解が十分でないのかもしれません。
つまずきやすいポイントやありがちな質問を想定することで、自分の理解も深まるはずです。
完璧な説明ができたなら、もうその内容はしっかりと理解できているということでしょう。
頻出問題は定番化
最後に文法問題の勉強法を紹介します。
文法問題は問題集を何度も繰り返し解きましょう。
目的は頻出問題を自分の中で定番化させることです。
例えば、何度も見た芸人さんのコントってオチを想像できますよね。
それと同じように、何度も問われるような頻出の問題はオチを想像できるんです。
つまり、問題を見た時にどの文法事項の知識を問われているのか気付いてほしいのです。
例えば、次のような問題があったとします。
空欄に当てはまる語句を選びなさい。
I will show you my pictures, when you () here tomorrow.
① will come ② come ③ came ④ have come
時や条件を表す副詞節の中では未来のことでも現在形を使うと習ったはずです。
ここでぼくが言いたいのは、この問題を見た時に



あーはいはい、未来形にはしちゃダメなやつね
というように、問われている文法事項に気付けるようになってほしいのです。
文法問題の大半は頻出の定番問題で構成されています。
何度も問題を繰り返し解くことで、自分の中の鉄板ネタを作っていきましょう。
長文の勉強法


次は長文の勉強法です。
大学受験のラスボス、長文読解。
どのように攻略していけばよいのでしょうか。
こちらの記事も参考にしてください。


長文読解で点数が取れない原因は、以下の2つが考えられます。
1つ目の原因については精読の練習で、2つ目の原因については速読の練習で克服しましょう。
精読練習法
精読とは、「細かいところまで一字一句に注意して読むこと」です。
長文読解とはつまるところ、精読の繰り返しです。
長文問題を解いていて英文の内容が理解できなければ、まずは精読の練習をしてみましょう。
練習法としては、スラッシュリーディングをおすすめします。
スラッシュリーディングのやり方
いろんな方法があると思いますが、ぼくは上記のやり方でやっていました。
大事なのは意味上のかたまりに分解することです。
スラッシュリーディングに慣れてくれば、線などを書かなくてもかたまりに分解できるようになります。
慣れるまでは意識してやってみましょう。
また、和訳の練習には以下の参考書もおすすめです。
速読練習法
時間が足りないという人は速読力を鍛えましょう。
速読の練習には音読がおすすめです。
読解のスピードが遅い人は十中八九、日本語に訳してから意味を理解しようとしています。
これが速読できない大きな原因です。
文章は普通、左から右に読みますよね。
しかし、英語を日本語に訳そうとすると、右から左に戻りながら読む必要があります。
明らかに時間がかかりそうですね。
つまり和訳する時間がもったいないんです。
英語は英語のまま理解できるようになりましょう。
速読が苦手な方はこちらもご覧ください。


リスニングの勉強法


最後はリスニングの学習法です。
リスニングが自然と上達することはありません。
これから説明する、効率的な勉強法で対策していきましょう。
まずは聞く練習より読む練習
リスニングを苦手にする人は多いと思います。



英語が全然聞き取れない…
何度も音声を聞いてもなかなか聞き取れないですよね。
そういう人はまず、聞く練習より読む練習をしましょう。
英語では単語同士がくっついて発音される、リエゾン(リンキング)が発生します。
このリエゾンにはルールがあります。
実際にCDを聞きながら、音声の読み方を真似してみましょう。
通称シャドーイングと呼ばれる勉強法です。
そうすれば自然とリエゾンにも慣れて、聞き取れるようになってきます。
英語のまま理解する
長文の勉強法でも言いましたが、英語を英語のまま理解できるようになりましょう。
日本語を間に挟むと、どうしても理解に時間がかかります。
その間にも音声は流れていきます。
その結果大事な部分を聞き逃してしまったなら本末転倒です。
ですので、長文と同じように英語のまま理解できるようになりましょう。
そのために大事な勉強法は、やはり音読です。
TOEICなどで実戦経験を積む
練習である程度聞き取れるようになったら、あとは経験を積んでいきましょう。
入試本番の会場は独特の緊張感に包まれています。
その緊張感の中、リスニングの問題を冷静に解くのは、思っているよりも大変です。



ぼくもセンター試験本番は緊張しました…
その雰囲気に慣れておくためにも、外部の英語技能試験などで経験を積んでおきましょう。
もちろん模試のリスニングでも良いのですが、数か月に1回など機会が限られています。
足りない実戦経験はTOEICなどで補いましょう。
TOEICはほぼ毎月行われているので、タイミングを気にせず受けられるのも嬉しいですね。
大学受験の英語勉強法まとめ
それでは最後に、今日の内容をおさらいしておきましょう。
- 単語は反復とイメージ
- 文法は定番化
- 長文は精読と速読
- リスニングは英語脳を作る
英語は一朝一夕でできるようにはなりません。
コツコツと勉強を積み重ねていると、ある日急に読めるようになるものです。
継続は力なり。
まずは一歩、踏み出してみましょう。
また、現在BESTPLANの公式LINEでは、無料相談を受付中です。
現役旧帝大生が回答するのでぜひ活用してみてください。
\ 無料相談受付中! /