
長文ってなんだかやる気が出ないな



試験中頻繁に読み返して時間が足りないんだけど
配点が高いからできるようになりたいけど、英語の長文を見るだけでやる気が失せてしまう。
また、解けるようになっても今度は時間がかかりすぎて困っているという学生さんも多いのでは。
そこで今回は、TOEICで900点を獲得したこともある現役九大生が英語の長文読解のコツをまとめてご紹介します。
・長文読解のコツ
・長文読解の勉強法
・長文読解の練習に使える参考書
・九州大学合格
・TOEFL80越え
・TOEIC900点
英語に近道なし。
英語の長文読解ができるようになることのメリット


メリット①:英語で高得点がとれるようになる
英語の試験は、長文読解の占める割合が高い傾向にあります。
そのため、長文の”苦手”を克服すると、英語の試験で自然と高得点をとることができるようになります。
メリット②:英語そのものを苦手にしている人も一気に得意まで持っていける
英語の長文読解の力がつくと、単語力や文法力などその他の力も同時に身につきます。
また、テストで長文問題の配点が高いこともあり、英語を苦手科目から得意科目へと一気に押し上げることができます。
メリット③:日常生活で役に立つ
英語から得ることのできる情報は、日本語の20倍であると言われています。
英語の読解ができるようになれば、たくさんの日本にはない情報を入手することが可能となります。
英語の長文読解のコツ9選


近道がないからこそ近道を探す人に差をつけろ!
長文読解に近道はありません。
確かな単語力と文法の知識があることが前提で、反復してたくさん読むことでだんだん読めるようになってくるものです。
いわばスポーツのようなものです。
何回も同じ練習を繰り返しますよね?
英語もスポーツと同じで、一朝一夕に上がるものではないことを知っていれば、少なくとも勘違いしている人よりも早く伸ばすことができるようになるでしょう。
多義語の核を抑える
単語の勉強をするとき、一つの日本語で覚えようとしていませんか。
それで通用する単語もありますが、高校生になると多義語がたくさん出てきてそれでは通用しなくなります。
新しく多義語を覚える際は、核となる意味を辞書で引いてみましょう。
手間はかかりますが、確実にそれが近道です。
文法は分詞構文、関係代名詞が最優先
英文を解釈していく上で、一番と言っていいほど大切なのが、主語と述語を取り違えないことです。
関係代名詞や分詞構文などの後置修飾の知識がないと、適切に主語と述語をとれなくなってしまうのでかなり重要です。
文のメインの主語と動詞を取り違えない
IfのまとまりやWhenのまとまりなどの条件節や関係代名詞などが出てくると、一つの文の中に名詞や動詞が複数個存在することになります。
そのため、その文の核となる主語と動詞(本主語や本動詞)をしっかりと理解できるようになることは、長文読解において非常に役に立ちます。
段落ごとの要約ができるように
長文読解をする時には必ず段落ごとの要約ができるように意識して取り組んでください。
意識して練習するだけで違います。
何度も読み返してしまう人は特に大切にしてください。
自分の言葉で説明できるようになると、要約問題が解けるようになることはもちろん、大事なポイントをメリハリをもって読めるようになってきます。
共通テストレベルの単語は1秒で出てくるように
単語は覚えているという段階と、感覚的に覚えている、つまり血液の一部となっている段階があります。
覚えている段階の単語が増えても処理能力が遅いため、結局読み返したりということにつながってしまいます。
瞬間的にわかる単語を増やすことが単語学習であると再認識し直してください。
下線部で必ず立ち止まって問題を見よ
全てを読んでから問題に移る人がいますが、やめましょう。
本文全体の理解や、国語的読解力を問う問題は難関大学でもそれほど多くはありません。
理由を答えよの問題は該当箇所を全訳でOK
皆さんもお分かりのように「理由を答えよ」の問題には、必ず解答の根拠となる該当箇所があります。
そこをしっかり見つけ、確実に訳ができればほとんどの問題は満点をもらえます。
変に気張る必要は全くありません。
とにかく勉強したもの勝ち、才能の要素ゼロ
英語に関しては、勉強したもの勝ちです。
文法を覚える速さなどは個人差があるとは思いますが、時間をかければ誰でもできます。
英語ができるあの子は必ず人よりも多く英語に触れています。
悔しかったら、他の人よりも繰り返してください。
才能はいりません。
英語の長文読解が勉強できるおすすめ参考書3選


初級者:やっておきたい英語長文300
ページ数 | 151ページ |
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出版日 | 2004/12/16 |
レベル | 基礎 |
こんな人におすすめ | ・共通テストレベルの長文問題に数多く取り組みたい人 ・文法や単語を長文問題を通じて学習したい人 |
「やっておきたい英語長文300」は、とにかくたくさん量をこなして英語に慣れるのには最適の参考書です。
ぼく自身英語がすごく苦手だったのですが、これを1日1題精読して10回音読をするというのを受験期に毎日繰り返していました。
それによって、ある日劇的に英語が読める自分になりましたので長文が苦手な方のスタートにとてもおすすめです。
中級者:基礎英文解釈の技術100
ページ数 | 230ページ |
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出版日 | 2008/12/1 |
レベル | 標準 |
こんな人におすすめ | ・大学受験で英語を使うすべての人 ・英文の構造(構文)をしっかりと学習したい人 |
「基礎英文解釈の技術100」は英語の構文読解練習のための問題集です。
構文読解練習とは、先ほど説明した関係代名詞などをしっかりと理解して主語と動詞を見抜いていったり、長文を精読したりするプロセスの勉強です。
読むうえでの基礎が身につくことはもちろん、知識として持っている文法を長文読解に役立つものとして使えるようなります。
1冊をやり切ればかなりの力が付きます。
上級者:ポレポレ英文読解プロセス50
ページ数 | 129ページ |
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出版日 | 1993/9/1 |
レベル | 応用 |
こんな人におすすめ | ・難関大志望の人 ・レベルの高い英文読解にチャレンジしたい人 |
続いては「ポレポレ英文読解プロセス50」です。
英文解釈の技術100と目的は変わりませんが、難関大学志望者御用達の参考書です。
少なくともぼくの周りではみんな使っていましたが、非常にレベルは高いです。
しかし、和訳のエッセンスが詰まっており、どの大学の入試にも対応できる力を身につけることができるようになります。
英語の長文読解のおすすめの勉強法


勉強法①:多義語は必ず辞書を引いて核となる意味を抑える
前に述べましたが、楽をしないことが唯一の近道かもしれません。
「分からない単語は辞書を引いて核となる概念を理解する」を心がけてください。
それができればあとは繰り返し暗記する作業です。
勉強法②:解いた長文は必ず精読して単語、文法を徹底チェック
長文に単語や文法は不可欠です。
それぞれしっかりと勉強時間をとることが前提ですが、長文を通して生きた単語や文法をしっかりと復習することは、非常に効果的な勉強になります。
正直な話、問題に正解したのかどうかは全くと言っていいほど勉強には関係ありません。
答え合わせをして解説を見ただけで終わっていては、長文はいつまでもできるようになりません。
勉強法③:一度精読し、復習した文章を最低5回読み返し、音読を行う
しっかりと精読し、単語・文法が確認できた長文はここからが一番の勉強材料になります。
繰り返し音読をしてください。
音読をすると読み飛ばしができず、一単語一単語をしっかりと復習できます。
それに文法も自然と感覚的に身についていきます。
ここに特段意識や才能など必要ありません。
英語の長文読解攻略まとめ
最後に今回ご紹介した英語の長文読解のコツを改めてまとめます。
- 近道がないからこそ近道を探す人に差をつけろ!
- 多義語の核を抑える
- 文法は分詞構文、関係代名詞が最優先
- 文のメインの主語と動詞を取り違えない
- 段落ごとの要約ができるように
- 共通レベルの単語は1秒で出てくるように
- 下線部で必ず立ち止まって問題をみよ
- 理由を答えよの問題は該当箇所を全訳でOK
- とにかく勉強したもの勝ち、才能の要素はゼロ
実践できそうなものからひとつずつ着実に取り入れてみてください。
数ヶ月後、答案に大きな変化が訪れるかもしれません。
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