
古文の定期テストって丸暗記するだけじゃん!



なにが大事なのかわからなくてやる気が出ない…
古文の定期テストって、ただ教科書に出た話の訳を現代語と一対一で覚えて、あとは単語や漢字も覚えるだけの単純な作業だ、と思っている人は多いと思います。
実際にぼくも高校時代そうでした。
しかし、それではなにも面白くないし、正直言って興味がわかないものです。
そうして古文を全く理解せずに一夜漬けで終わってしまい、テストが終わればもう何も覚えていない…という負の連鎖から抜け出せない人も多いはず。
そこで、この記事ではどうやって古文と向き合えばいいか、そしてなぜ丸暗記がいけないのかということを解説していきます!
- 古文の世界観に慣れよう
- 古文単語は英単語のように覚えない方が吉
- 共通テストの国語で9割越え
- 京都大学法学部に現役で合格
その場しのぎの勉強ではNO!
古文の定期テストの勉強を始める前に


古文のこと、「意味分かんない!」と思ってませんか?
皆さんの中には本当に古文が苦手で、嫌いだという方も多くいらっしゃることでしょう。
その主な原因としては以下のようなことが考えられます。
- 日本語で書いてあると思ったのに、実際読んでみると単語の意味やお話が意味不明だった
- 登場人物が何をしているのかが理解できない
それもそのはず。
お話は数百年前に書かれたことがほとんどですから、それを私たちが読んで「確かにな~」なんて共感できる部分は少ないんじゃないでしょうか。
しかし、逆に言えば古文の世界観を理解できれば、登場人物たちの行動にも納得できるようになるはずです!
ですので、まずは古文独特の世界観を理解することが大事だというのをしっかり覚えましょう!
古文の世界観に慣れよう!
まずは先ほども述べた通り、古文の成績を上げるためにはその世界観を理解することが大事です。
ではどうやって古文の世界観に慣れるのか?
そこで大事なのが授業であり、定期テストなのです。
もちろん参考書で様々な古文常識を知ることも必要です。
しかし、定期テストは授業中に習った事をしっかりと復習し、確認ができるまたとない復習のチャンスです。
特に他の教科の勉強に時間を割かなければいけない人は学校の授業を効率的に活用することはかなり大事です。
なんとなく授業を聴くのではなく、いろいろな知識を吸収し、定期テストで復習することによってしっかりと自分のものにしましょう。
定期テストへの向き合い方
先ほども述べましたが、古文の定期テストって正直に言って作業のように感じてしまうことも少なくないんですよね。
なにせ、これまでの授業で先生がすでに解説したお話がテストに出るのです。
ちゃんと授業を聴いているまじめな生徒さんであればあるほど内容は頭に入っちゃってるわけですから、「あとは必要な暗記を済ませればいいかな…」と、なってしまうわけです。
ですが、考えてみてください。
あなたが真に古文の力を求められるのは定期テストではなく、受験の本番です。
あなたが文系なら大学の一般入試で古文が必要になることが多いでしょうし、あなたが理系でも国公立大学を目指す場合は共通テストで古文が必要な場合がほとんどだと思います。
となると、定期テストなどもはや通過点に過ぎないのです。
しかし、ここで軽んじてはいけません。
どうせテストがあるなら、しっかりと活用しちゃいましょう。
古文の定期テストの勉強法


まずはストーリーの理解から!
古文の定期テストでは教科書や参考書などから既に習ったお話についての問題が出されます。
ですので、テスト勉強を始めようと思った時、そもそもお話の内容がどのようなものなのかを覚えていないといけません。
必ず試験範囲のお話の内容はすべて確認しましょう!
細かな文法事項は要注意!
古文を読むうえで欠かせない文法や古文常識ですが、あなたは本当にそのすべてを把握できていますか?
実は古文では、普段我々が意識することのない助詞がかなり重要なのです。
例えば「の」という格助詞について考えてみましょう。「の」がする働きは
- 主格
- 連体修飾
- 同格
- 体言の代用
- 連用修飾
の5つもあります。
しかし、実際に古文の中で「の」という助詞が出てきても多くの人はその存在に気づきません。
意味を考えるどころかスルーしてしまうのです。
単語や助動詞には注意を払えても、こんな一文字に意識を割くのはなかなかできることではありません。
が、受験ではそのわずかな差が問われるのです。
なので、古文を勉強する際には助詞の一文字も意識する必要があります。
こんな勉強法はNG!学習の際の注意点


古文単語は英単語のように覚えないほうが吉
古文にも単語帳があり、それぞれの単語の意味を覚えないといけません。
しかしそこで注意しなければいけないのが、古文単語は英単語のようになんとなく覚えてはいけないということです。
古文単語は大きく以下の3種類に分けることができます。
- 綴りも意味も現代と同じ単語
- 綴りも意味も現代と違う単語
- 綴りは同じだが意味は現代と違う単語
①と②はそこまで問題ではないのですが、③は非常に厄介です。
古文を読んでいる途中に③の単語が出てきても、それが古文単語だとは気づかずに現代語の意味のまま読み進んでしまうのです。
それだと話の理解がなおさら難しくなってしまいます。
なので、古文単語を覚えるときは現代語との関係を意識して、特に「現代語とは意味が違う単語」は文章中に出てきても判別できることを目指して覚えましょう!
古文の学習はその場しのぎではNO!
ここが本記事で私が最も伝えたいことですが、古文学習は定期テストの期間だけのその場しのぎの勉強では絶対にNOです。
その理由はひとえに、古文は経験を積み重ねることによって成績を上げる教科だからです。
先ほども述べたように、模試や入試では今まで読んだことのない文章がほとんどですから、古文の知識が何もないまま問題に向かうのは本当に無謀です。
かといって日々の授業がつまらなかったり、定期テストも暗記地獄でやる気が出ない、という人も多いでしょう。
ですがそんな時には、自分が受ける模試や入試のために授業を受けているんだということを意識して学習に取り組むようにしましょう!
定期テスト対策におすすめ問題集・参考書


ここからはおすすめの参考書や単語帳を紹介します。
教科書だけでは古文の常識などを学ぶには不十分なこともありますので、ストーリーが理解できない人などは参考書の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
マドンナ古文
古文の学習にとても役に立つのがこのマドンナ古文です。
この本は予備校講師である荻野文子先生が著されたもので、文法知識を一つ一つ丁寧に、そしてすべて話口調で書かれています。
そのため、古文が苦手な方でも本当に理解しやすく、読んでいて楽しい参考書です。
マドンナ古文単語230
次におすすめしたいのが、こちらのマドンナ古文単語230です。
こちらも同じく荻野文子先生が著された単語帳です。
古文を理解するのに本当に必要な単語が厳選されているので、とても効率よく学習することができます。
古文の定期テスト対策に関するQ&A


ここでは、古文の定期テスト対策に関してよくある質問にお答えしていきます。
皆さんの悩みもこれで解決できるかもしれませんよ。
古文の定期テスト対策勉強法まとめ
最後に、これまでの記事のポイントをまとめます。
- 古文独特の世界になれるため、授業や定期テストを活用しよう!
- 古文単語は現代語との関係に注意して覚えよう!
- 古文の勉強はその場しのぎではNG
古文の学習は一朝一夕ではいかず大変な道のりですが、一歩一歩確実に進んでいきましょう!
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